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  1. ヘルシンキ紀行記 〜フィンランドで見た日本の未来〜

LIFESTYLE

2016.09.27

ヘルシンキ紀行記 〜フィンランドで見た日本の未来〜

私の仕事「商業マーケティングコンサルタント」は、一般的な消費者の考えや想い、その活動パターンを元に、少しずつ世の中を価値あるもので埋めていくこと。(いや、自分の仕事はそうであって欲しいとの願望に近いが)
新しい考え方とか仕組みとか、少しずつ違うアイデアの摂取が必要になることも多い。

常日頃、視察やら仕事やらで海外に行くことも多いのだが、今年はなぜかずっと国内の出張ばかりだった。
国内のいろいろな場所でたくさんのアイデアを出す仕事をしたけれど、そろそろアイデアも尽きてきた…かも。

というわけで

少し遅い夏休みをいただき、フィンランドのヘルシンキへ行くことにした。

実は、ヘルシンキは9時間で行ける日本から一番近い欧州。
遠路はるばるという感じでもなく、映画見てご飯食べてうとうとしてたら、あっという間に到着してしまう。
ヘルシンキは、右左どちらを向いてもすぐに美しい入り江を見渡せ、ヴィクトリア調の街並みと近代的なビルの混ざった小さな街だった。

01

早速フィランド人デザイナーのハナとユシーの家にお邪魔する。
彼らはクリエイターが多く住む通り沿いのCozyなアパートメントに住んでいた。

早速、白ワインとサーモンとクリームチーズのカナッペで乾杯!
美味しくて何個も思わず手が伸びる。

02

フィンランドで食べるサーモンは、脂が乗っていて、すごくねっとり、ふっくらしていて、シャケ好きの日本人も唸らせる味だ。

ハナが「近くの公園で音楽フェスティバルやってるから行こう」という。
すでに紅葉しかけている木々を眺めながら、向かった先は海のほとりの公園。
空が高い。雲がのびのびしてる。

ちいさな音楽フェスティバル。

03

夏の間はしょっちょういろいろなアーティストがこのように公園で歌っているという。
みんなワインボトルを持ち寄ったりして、ピザを食べながら静かに聴いている。
こういうところ、ちょっと日本人と感覚が似ているかもね。

数日たったある日は、ユシーがプールに行こうという。
といっても、夏も終わりかけの9月。ヘルシンキの気温は15度まで下がっていた。
「風邪ひいちゃうよー」と思いながらも、ドキドキしながら友達のチアキちゃんを誘って朝の9時にむかってみる。
待ち受けていたのは?

04

王宮の前の波止場にできたばかりの市営プールとサウナ。
なんと、海と隣同士のプール!
プールは海水(常温)と真水(25度くらい)のふたつがあり、
サウナに入ってのぼせそうになったらプールで泳げるという素敵な施設。

おばあちゃんでも海水のプールで泳いでいる!
(私も浸かってみましたが、手じゃなくて腕がかじかんで泳げなかった)

05

朝早く来て、泳いでサウナしてそれから仕事、なんていうのも可能だそうだ。
なんて素敵な時間の過ごし方!
しかし、これからの季節はフィンランドに住む人にとっては一番辛い季節。
寒さより何より、、一番の辛さは日照時間だそうだ。
11月くらいからは太陽の光がない時間が多すぎて、人間はどんどん暗く惨めな気持ちになっていく。
うつ病になる人が多く、政府がビタミンDの摂取を推奨するほどだ。
(このビタミンDは効くらしいが、大半の人はそれを信じていないらしい)

寒くなるのは承知で彼らは12月、1月を待ち焦がれる。
雪だ
雪が降ると、その白さで街がほわっと明るくなるのだそうだ。

サウナで会った女性が言っていた。
“このプールも雪が降ったらもっと幻想的でしょう。
暗い空に沸き立つプールからのスチームと、積もった雪。そして海。
なんてロマンチックになるのかしら、今からワクワクするわ!”

彼女は、暗くて長い冬を乗り越えるワクワクを見つけていた。
そうだよね。小さな幸せはたくさん、そこらじゅうにあるんだね。

小さい暮らし

ふとその言葉が頭をよぎった。
フィンランドにはラクジュアリーブランドはほとんどないことを知っていますか?
ルイヴィトンが街の中心に1軒。
今度プラダができるそうだが、ラクジュアリーと言われるブランドは他にはほとんどない。

人は質実剛健で、素敵なノルディックデザインの家具を愛し、何世代にも亘って、大事に使う。街は少し廃れてひなびている。豪華とか華麗とかとは離れた街。

小さい暮らし。

国民は550万人しかおらず、栄えているとも言い難い。人はマーケットで日々の必要を満たし、そして週末のフリーマーケットで小さい宝探しをする。

でも、人はすごく親切で、そしてゆったりしている。多くを望まず、街もきちんとしていて、満ち足りた気配が漂う。
肩肘はっていない、人たち。

そんな国にちょっと、日本のこれからを見た気がした。
なかなか伝えづらいけど、なでしこのみなさん。

ヘルシンキ、良いとこ一度はおいで! あ~ぁ、どっこいしょ~ぉ、どっこいしょ~

追記:
いやいや、消費家ですから!
イッタラ
マリメッコ
カウニステ
ヨハンナグリクセン。。。。

06

そして最後はフリーマーケットで手に入れた素敵なお古たち。

07

Kireideのみなさんは、どのお買い物にぐっと来ましたか?

初出:Kireide

黒島美紀子 MKシンディケイツ代表

消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。
数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、
ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。
また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、
消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。

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